どのくらい通えば改善するのか?
改善するための期間や頻度はご来院する方にとってはとても気になることだと思います。今回はそのことについて書いてみたいと思います。
どのくらいで良くなるかは様々な要因があります。
例えば、
- 既往歴
- 発症時期
- どのようなお仕事なのか
- 日常生活での負担
- 睡眠時間
- ストレスのかかり具合
- 年齢
- 回復力
これらを踏まえて、初回時に施術期間と頻度をお話ししていきます。
当整体にお越しになる方は
- 病院に行っても良くならない方
- 病院に行っても異常がないのに痛みやしびれや不調がある方
- マッサージをしても良くならない方
- 針をしても良くならない方
- 薬、シップをしても良くならない方
- なんとか手術を回避したい方
このような方が来られることが多く、多くは何年も前からの痛みや不調を抱えている方です。
人の身体は悪い状態が続いているとそれがクセになり、なかなかそのクセから抜け出せずいつまでも不調を抱えてしまいます。それを恒常性といいます。施術後に少し楽になったとしても恒常性が働き、今までの悪いクセに戻ろうとします。
何年もの既往歴の方は悪いクセを取り除くため最初の1~2か月は大量に良いクセをつけることが大切です。それは施術間隔でいうと週2回以上が望ましいです。それに加えてご自身でもこちらでアドバイスさせていただく姿勢の取り方や運動療法などに取り組んでいただければ改善の方向に進んでいきます。
痛みがでたのが1~2週間前のようであれば数回の施術で良くなりますが、慢性的なご症状の場合は数回でものすごくよくなり、それが安定するということはありませんので、改善に向けてしっかりと取り組む覚悟が必要です。
改善のおおまかな目安は
期間 | |
痛みや可動域の改善 | 2週間~3か月 |
自律神経に影響が出始める | 3か月~ |
背骨の安定 | 6か月~ |
全身の細胞が入れ替わる | 1年くらい |
痛みやしびれでお困りの方は当面それらが緩和してくる1~2か月間は週2回の施術、それ以降は経過次第ですが良くなっていけばどんどん施術間隔を週2回から週1回、2週間に1回、月に1回と空けていきます。
良くなっているかの判断基準
何年にもわたる慢性的な症状が1回の施術ですごい楽になるというのは現実的ではありません。徐々に良くなっていくものです。ではどこで良くなっているかを判断しているかというと目安となる指標があります。
それが首と肩とふくらはぎの圧痛の変化です。慢性的な症状が改善しないのは自分で治す力(自然治癒力)が落ちてしまっているからです。
自然治癒力はなぜ落ちるのか?
- 背骨が歪むと背骨の中を走っている脊髄神経の通り道が歪み神経伝達が悪くなり自然治癒力が落ちます。
- 背骨が歪むと身体中が緊張してあらゆるところにコリが発生し血流がわるくなり痛みの原因にもなります。
- 背骨が歪むと気の流れが悪くなり、元気がなくなり、気が病みます(病気)
背骨の歪みはどこで判断するのか?
背骨が歪んでくると押したりつまんだりするとどなたでも痛くなる場所があります。それが首と肩とふくらはぎにあるポイントです。このポイントが痛くなくなってくれば歪みが少なくなっていて、お体が良くなっているという証拠になります。
施術前後でこのポイントの痛みが減っている。次回はさらに減っている、最終的には施術前に押したりつまんだりしても痛くない。このような状態がずっと続けばその人の持っている自然治癒力に火がつき様々な不調が改善の方向に向かっていきます。
どのくらいで背骨のゆがみが整ってくるのか?
週2回の施術で初回にアドバイスさせていただく姿勢の取り方をしっかり取り組んでいただければ大体1ヶ月くらいで整ってきます。歪みが整うということは施術前に首、肩、ふくらはぎの指標を押しても痛くないという状態です。
この状態になれば施術間隔を週1回、2週間に1回、月に1回とどんどん空けても大丈夫になってきます。
早く歪みが整えば改善も早いし、費用も最小で済みます。